高速通信と使い放題の無制限プラン が特徴のWiMAXですが、30以上あるプロバイダがそれぞれ独自のキャペーンを行っているため、どこから申し込めばいいのかわからないですよね。
そこでこの記事では、WiMAX各社のキャンペーン内容の調査と比較を行った上で、5つのおすすめプロバイダを厳選しました。
その結果は、次のとおりです。
- 実質月額最安はJPWiMAX
- キャッシュバック金額にこだわるならGMOとくとくBB(キャッシュバックキャンペーン)
- 確実に安くなる割引プランで最安はGMOとくとくBB(割引キャンペーン)
- 他社WiMAXから乗り換えなら違約金負担のBroad WiMAX
- クレカがない人は口座振替対応でキャッシュバックももらえるBIGLOBE WiMAX
WiMAXのキャンペーンを選ぶポイントと、おすすめプロバイダ各社のキャンペーン詳細を解説していきますので、WiMAXの新規契約や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
WiMAXのキャンペーンを選ぶポイント
WiMAXには30以上のプロバイダがありますが、どこから申し込んでも回線速度や通信容量は変わらないため、キャンペーン内容でプロバイダを選んでしまってOKです。
さまざまなキャンペーンがありますが、インパクトが大きいのは、「キャッシュバック」と「月額利用料割引」のふたつです。
それぞれ一長一短があるため、どちらのキャンペーンが希望に合うかというのが、プロバイダ選びの一つの基準になるでしょう。
また、キャンペーンのタイプにこだわりがないのであれば、純粋に総支払額がどのくらい安くなるのかという選び方がおすすめです。
詳しく見ていきましょう。
キャッシュバックの金額
キャッシュバックキャンペーンとはその名の通り、現金を還元してくれるキャンペーンです。
プロバイダによっては30000円以上の高額キャッシュバックを実施していることもあるので、まとまったお金を一括で受け取りたい方には非常におすすめのキャンペーンといえるでしょう。
キャッシュバックキャンペーンを利用する際にチェックするポイントは次の3つです。
2.還元方法
3.受け取り時期
金額は説明不要ですね。
先述の通りサービス内容は変わらないので、なるべく金額が高いプロバイダがおすすめです。
次に還元方法です。
中には現金ではなく、商品券や普通為替で還元されるキャンペーンがあります。
これが問題になるかどうかは人それぞれだと思いますので、キャッシュバックキャンペーンを利用する際には必ず還元方法を確認しましょう。
最後に、受け取り時期にも注意してください。
WiMAXのキャッシュバックキャンペーンは受け取り時期が契約した日から離れていることが多く、1年近く後になることも珍しくありません。
手続きを忘れるとキャッシュバックが消滅してしまうこともあります。
高額キャッシュバックであっても受け取れなければ意味がないので、受け取り忘れのリスクを避けたい方は、キャッシュバック型のキャンペーンではなく、次に紹介する割引型のキャンペーンを選んだほうがよいかもしれません。
割引適用後の月額料金の安さ
割引型のキャンペーンは、月々の支払料金から毎月割引をしてくれるタイプのキャンペーンです。
毎月の支払料金が低くなるので、固定費を抑えたい方にはおすすめですね。
また、キャッシュバックキャンペーンと違い、割引キャンペーンは多くの場合で自動的に適用され、確実にオトクになるというのも魅力的です。
割引キャンペ―ンは割引が適用される期間がプロバイダによってまちまちな傾向があります。
WiMAXの契約期間は3年が基本ですが、36ヶ月間フルで割引されることもあれば、24ヶ月間のみ割引されることもあり、また、最後の12ヶ月間は割引額が少なくなるといったパターンも。
ですので、割引キャンペーンが目玉のプロバイダを選ぶ際には、割引総額を計算して判断するのがポイントです。
契約期間中の総支払額
キャンペーンのタイプにこだわりが無い方は、契約期間中に支払う総額がもっとも安いプロバイダを選ぶのがおすすめです。
キャンペーンを踏まえた総支払額の計算方法は次の通りです。
総支払額=契約事務手数料+端末代+3年間の月額料金-キャッシュバックor割引の総額
こうして見るとシンプルですが、実際には月額料金の設定やキャンペーン内容がプロバイダごとで異なるため、総支払額での比較はかなり複雑です。
そこで、次の項からは総支払額の安さに基づき、おすすめのWiMAXキャンペーンを紹介します。
WiMAXの最新おすすめキャンペーン
WiMAX全プロバイダの3年間の総支払額を比較し、安い順に3つのプロバイダをピックアップしました。
条件を揃えるため、3年契約で機種は最新のW06を選択、クレードル等の周辺機器は無しで比較を行っています。
123,100円 | 11,000円 | 総額44,580円 | |
123,160円 | 32,000円※ | 総額1,308円 | |
125,660円 | 無し | 総額30,808円 |
※最新機種「W06」の場合。型落ち機種なら最大37,100円キャッシュバック。
各プロバイダの詳しいキャンペーン内容を見ていきましょう。
JPWiMAX
総支払額の安さ第1位は「JPWiMAX」です。
JPWiMAXは、キャッシュバックと月額利用料割引の両方が適用されるタイプのプキャンペーンを行っています。
総額44,580円の割引が入る上に11,000円のキャッシュバックまで受け取れるため、3年間の総支払額は123,100円と全プロバイダ中最安です。
割引は自動的に適用され、キャッシュバックも契約後すぐに全額受け取れるため、キャンペーンの利用しやすさも抜群といえるでしょう。
端末も最新のW06を選ぶことができ、選ぶ端末によってキャッシュバック金額・割引金額が変動することもありません。
支払い方法はクレジットカードにのみ対応しています。
注意点としては、JPWiMAXのキャッシュバックは現金ではなく、アマゾンギフト券で還元されます。
普段からアマゾンで買い物する人には問題ないかもしれませんが、アマゾンは利用しないという人は注意が必要です。
また、JPWiMAXは解約金が他のプロバイダに比べて高額です。
<JPWiMAXの途中解約でかかる費用>
- 1年未満の解約で30,000円の解約違約金
- 1年以上3年未満の解約で25,000円の解約違約金
- 24ヶ月の解約で契約月残数×1,600円の端末代金残債
端末代金残債まで含めると、解約時に数万円の違約金が発生してしまうケースもあるため、3年以内に解約する可能性が高い方は、別のプロバイダを選んだほうがいいかもしれません。
11,000円 | 総額44,580円 | ・割引は自動適用 ・契約後に届く「お申込み完了メール」よりギフト券受け取りの手続きを行う |
2,800円 | 3,500円 | 4,100円 |
GMOとくとくBB(キャッシュバック)
第2位は「GMOとくとくBB」のキャッシュバックキャンペーンです。
GMOとくとくBBは「キャッシュバックキャンペーン」と「割引キャンペーン」の両方を行っており、キャッシュバックキャンペーンを利用した場合には、3年間の総支払額が全プロバイダ中2番目の安さになります。
キャッシュバック金額は32,000円とかなり高額なので、まとまったお金を一度に受け取りたい方には非常に嬉しいキャンペーンですね。
注意点としては、GMOとくとくBBのキャッシュバックは受け取り方法が少々複雑で、もらい忘れる可能性があるということです。
申し込みの11ヶ月後にキャッシュバック申請の案内メールが届き、翌月末日までに手続きを行わなければキャッシュバックが消滅してしまうため、注意してください。
また、11ヶ月以内に解約する場合にも、キャッシュバックは受け取ることができません。
なお、今回は先述の通り最新端末「W06」のキャッシュバック金額を紹介していますが、型落ち機種の場合にはキャッシュバック金額が37,100円まで増額され、JPWiMAXよりも総支払額が安くなります。
端末の重要性についてはのちほど詳しく解説しますが、型落ちでもOKという方は、GMOとくとくBBがもっともオトクなプロバイダになります。
支払い方法はJPWiMAXと同じく、クレジットカードのみ対応となっています。
最大31,500円 | |
総額1,308円 | |
端末発送月を含む11ヶ月後に指定口座確認の案内メールが届くので、そのメールの内容にしたがってキャッシュバック申請の手続きを行う | |
【機種毎のキャッシュバック額】 Speed Wi-Fi NEXT W06:32,000円 Speed Wi-Fi NEXT W05:37,100円 Speed Wi-Fi NEXT W05クレードルセット:33,100円 Speed Wi-Fi NEXT WX05:32,000円 Speed Wi-Fi NEXT WX05クレードルセット:29,000円 WiMAX HOME 01:31,050円 Speed Wi-Fi HOME L02:31,050円 |
3,609円 | 4,263円 | 4,263円 |
GMOとくとくBB(キャッシュバック)のキャンペーン情報を見る
GMOとくとくBB(割引)
第3位は「GMOとくとくBB」の割引キャンペーンです。
総額30,808円と大幅な月額割引を受けることができ、3年間の総支払額は125,660円と全プロバイダ中3番目の安さを誇ります。
割引特化型のキャンペーンを行っているプロバイダでは最安であるため、まとめてキャッシュバックを受け取るよりも、月々の料金を低く設定したい方にはとくにおすすめですね。
GMOとくとくBBの割引キャンペーンは最新機種のW06を選ぶことができ、選択機種によるキャンペーン内容の変動はありません。
支払いはクレジットカードにのみ対応です。
注意点としましては、割引型のキャンペーンなので、途中解約してしまうと割引の恩恵を享受しきれません。
これはGMOとくとくBBに限った話ではありませんが、1年程度で解約する可能性が高い場合には、一括で満額還元してもらえるキャッシュバック系のキャンペーンの方がよいかもしれません。
無し | 総額30,808円 | 割引は自動適用 |
2,170円 | 3,480円 | 4,263円 |
その他のおすすめキャンペーン
上記のプロバイダ以外にも、注目すべきおすすめキャンペーンを展開しているプロバイダを2つ紹介します。
他社からの乗り換えならBroad WiMAX
Broad WiMAXは、WiMAXで唯一、乗り換えキャンペーンを展開しているプロバイダです。
他のwifiサービスからBroad WiMAXへ乗り換える際に発生した解約違約金を上限19,000円まで負担してくれます。
Broad WiMAXは割引キャンペーンも展開しており、3年間の総支払額は131,626円とかなりオトクなプロバイダです。
19,000円の解約違約金キャッシュバックまで含めれば、JPWiMAXやGMOとくとくBB以上にオトクになるため、WiMAXに乗り換えたいけど他のwifiサービスの契約期間が残ってしまっている場合などには、もっともおすすめのプロバイダといえるでしょう。
端末のラインナップも豊富で、もちろん最新機種のW06も無料で選択可能です。
また、支払い方法はクレジットカード以外に、口座振替にも対応しています。
ただし、口座振替の場合には手数料として月々200円がかかる上に、「初期費用18,857円割引キャンペーン」が使えなくなってしまうため、クレジットカードでの利用の方がおすすめです。
どうしても口座振替で利用したい場合には、次に紹介するBIGLOBE WiMAXの方がオトクですので、そちらを検討してみてください。
最大19,000円※ | 総額15,770円 | ・割引は自動適用 ・違約金キャッシュバックは他社の違約金がわかる書類をメールで提出 |
※乗り換えにあたって発生する違約金のみが対象
2,726円 | 3,411円 | 4,011円 |
口座振替の場合にもっともオトクなBIGLOBE WiMAX
WiMAX利用の支払い方法として主流なのがクレジットカード払いですが、一部のプロバイダは口座振替にも対応しており、その中でもっともオトクに利用できるのがBIGLOBE WiMAXです。
キャンペーン内容としましては15,000円のキャッシュバックと月額の割引が適用され、3年間の支払い総額は151,810円です。
口座振替は振替手数料がかかり、キャンペーン内容もクレジットカードに比べると控えめな傾向があるため、先に紹介したプロバイダに比べると総額が割高に感じられるかもしれません。
しかし、口座振替対応プロバイダの中ではBIGLOBE WiMAXが最安であるため、クレジットカードを持っていない方などは、BIGLOBEがおすすめです。
キャッシュバック額 | 割引額 | 特典詳細 |
---|---|---|
15,000円 | 総額24,170円 | ・割引は自動適用 ・キャッシュバックはサービス開始翌月から6ヶ月目にBIGLOBEマイページから受け取り手続き |
※乗り換えにあたって発生する違約金のみが対象
3,495円 | 4,180円 | 4,380円 |
※別途振込手数料200円/月がかかります。
WiMAXのキャンペーンにオトクに申し込む方法
WiMAXのキャンペーンをオトクに利用するためは、「通信プラン」「端末機種」「有料オプションサービス」の3点に注意が必要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
通信プランはギガ放題一択
WiMAXを利用するなら、通信容量無制限で使えるギガ放題プランを選択しましょう。
WiMAXは無制限プランを展開しているポケットwifiの中では圧倒的なコスパを誇ります。
しかし通信容量が決まったプランなら、2,780円で20GBも使えるNEXT mobileなど、他にもっと安くて大容量なサービスが存在するため、WiMAXを選ぶ意味がなくなってしまいます。
機種は最新の「W06」がおすすめ
WiMAXの端末機種は日々進化しており、当然、最新機種は高性能で最大速度も速いものとなっています。
とくに最新機種のW06は最大通信速度1.2Gbpsと、光回線に匹敵する速度を実現しています。
さらに、auのLTE回線を7GBまで利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」で通信を行う際に、通信容量の上限が近づくと自動的に通常の「ハイスピードモード」に切り替えてくれる機能がついている点も見逃せません。
うっかりハイスピードプラスエリアモードで7GB以上使ってしまうと、翌月まで全通信モードで128kbpsまで超低速化される制限がかかってしまうので、この機能は非常に便利なものです。
W06は通信速度においても便利さにおいても頭一つ抜けているので、基本的にはこの端末を選ぶのがおすすめです。
ただし、GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンの様に、型落ちの機種を選択することで特典が豪華になる場合もあります。
性能よりもオトクさ重視という方は、型落ちの端末を選ぶのもありですね。
有料オプションは必ず確認
キャンペーンの適応条件として、「有料オプションへの加入」というものがあります。
お得なキャンペーンを受け取るために必須になる場合があるため、その内容や月額利用料はしっかりチェックしておく必要があります。
基本的には無料期間中や初月のみの契約で外せるので、総支払額の順位には影響しないことがほとんどですが、外し忘れると毎月数百円程度上乗せされてしまうため、注意してください。
まとめ
WiMAXのキャンペーンを比較してみた結果、とくにおすすめするプロバイダは以下のとおりとなりました。
- 実質月額最安はJP WiMAX
- キャッシュバック金額にこだわるならGMOとくとくBB(キャッシュバックキャンペーン)
- 確実に安くなる割引プランで最安はGMOとくとくBB(割引キャンペーン)
- 他社WiMAXから乗り換えなら違約金負担のBroad WiMAX
- クレカが無い人は口座振替対応で最安のBIGLOBE WiMAX
WiMAXを利用する人がプロバイダを選択する際に考える条件の優先順位は、「総支払額」「割引額」「キャッシュバック額」などさまざまです。
キャッシュバックなどの特典と同時に、3年間という長期にわたるランニングコストもしっかりと計算した上で、よりよいモバイル通信を行えるように最適な選択をしましょう。